2016'03.14 (Mon)

暗示の大切さ

虐待を受けて育った人の中には、自分の存在に罪悪感を持つことも多い。

これを「いつわりの罪悪感」と呼ぶそうだ。

子供のころから、否定的な言葉をかけられ続けた結果、

そんな否定的な感覚が生まれるのだという。

一方で、すごくポジティブな暗示をかけて、

それが成功してしまうこともある。

Qちゃんを育てた小出監督は、

本当にそれが上手な人なんだと思う。

ポジティブな暗示といえば、

私もそれにかかったことがある。

かけたのは大学時代のスクールカウンセラーだった。

もともと眠るのが苦手だったのだけれど、

大学に入ってから、まったく眠れない日が増えていった。

健康科学センター等を頼ってみたところ、

専門家への受診を勧められ、

(メランコリー型の)鬱と診断された。

そんなこともあって大学を無事に卒業できるのか、心配でたまらなかった。

家族の理解も協力もなかったし。

そんなころ、たびたびお話ししに行っていたスクールカウンセラーは、

「大丈夫です、絶対に卒業できます。」といつも自信満々に言っていた。

何の疑念の余地もないかのように言ってくるので、

私は「先生がこういうんだから、卒業できるんだ。」と信じ込んだ。

そのおかげで私は

比較的不安が少ない状況で勉強に励めたのだと思う。

そして無事に卒業が決まった日、

卒業の報告とこれまでのお礼を述べに行ったとき、

先生はびっくりすることを口にしました。

「本当はあなたは大学を卒業できないと思っていた。」

「え?」といった感じでした。

「卒業できるんじゃなかったの?」という感じで首をかしげたら、

「本当のことは怖くてとても言えなかった。」と。

「あなたがもしもここでドロップアウトしてしまったら、どうなるか。

考えただけでも恐ろしくて、

あなたに『絶対に卒業できる』と思い込ませることにしたんですよ。」

と、

「それしかできることが何もなかった。」といった感じのニュアンスで言ってました。

確かに、先生のカウンセリングルームに訪れた学生の中にはドロップアウトして、

(学生時代から鬱のコントロールが悪く、治療を積極的に受けない人が)実家に帰ってその後自殺したり、

(実家と折り合いが悪くて)実家を飛び出して風俗に勤務したりというのがあったみたいだ。

先生はそんなケースを何件も経験してきたようだった。

大学を辞めてしまえばもう関わることができないため、

大学にいる間でしか援助が出来ない、ということにも歯がゆさを感じているように見えた。

そんな心配掛けまくりな学生でしたが、何とか卒業。

卒業時の先生の言葉は、

「あなたは本当に困難なことをやり遂げたんだから、これからはなんだってできます。」でした。

金メダルとは比べ物にならないかもしれないが、

これも良い暗示の素晴らしい効果のを示すよい1例だと思う。

ただし良い暗示をかけるにもコツがいるけど。

先生は心理学の専門家で、小出監督もきっと心理学には詳しいから、見事に暗示をかけられたんだと思う。

そういうこともあって、自分によい暗示をかけられそうな習慣は、大切に取り入れている私です。
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