2016'04.19 (Tue)

『人間、この未知なるもの』

ノーベル医学賞受賞者、アレクシス・カレルの本ですね。

大学の課題図書でした。

これに、わたしにとってとてもショックな内容が含まれていました。

『星病院や福祉施設はお金の無駄だから障害者などは処分すべきである』

といった主旨のことがらが書かれていました。

これでナーバスになってしまった私、

昔っから自分の存在に引け目を感じることが多かったし、

「自分が生まれてきたからお母さんが不幸になった」とか、

いろいろ複雑な自分への罪悪感とかも抱えていた時期です(いつわりのなんたらというやつですが)。

大いに動揺しやすい時期だったのかもしれません。

その動揺を主治医に伝えると、

「人類は一定確率で必ず精神疾患などが発生するようにできている。

精神疾患を持つ人間を殺しても、必ず一定確率で残りの集団から精神疾患が発生する。

殺して処分すればいいなんて理屈は意味がない行為だ。」

といった内容のことを言って怒り狂っていたのを覚えている。

アレクシス・カレルについてさらに調べてみると、

カレルのように「優生学」を支持する人は、この時代では多くいたみたいだ。

ーで、実践した人もいた。

アドルフ・ヒトラーだ。

『T4作戦』という名目で、

障害者7万人がガス室で殺されたみたいだ。

障害者を生かすお金は無駄金であると。

私は、大学で鬱を発症してから、

10年以上(正確には12年かな?)自分の鬱を隠していた。

理由は、カミングアウトするかアドバイスを求めた教授に、

「鬱のことは絶対に誰にも言うな。」

と言われたからでした。

「ここにいる奴らは、みんな選民意識の塊だ、お前は必ず差別を受ける。」と。

この大学にいる間、

絶えず私を苦しめた考えの一つに、

「この特殊な、ややもすると隔絶されがちな大きな塔の世界には、

ある種の優生学のようなものが存在していて、

私には最初から入れないことが決まっているのではないか。」

というものでした。

私の主治医は私と同じ大学出身で、

自分の出身大学に誇りを持っていたためか、

私がこの大学を離れて別の大学に行こうとしても、

「別に犯罪を犯したわけじゃなし、ただ具合が悪かっただけなんだからひどい目にあわされるわけがない。」

とかって思っていたらしい。

部活がらみの話もそんなわけであまり信じてもらえてなかった(←出身校への愛情がカウンセリングの妨げになった例と言えると思う)。

そんなこともあって大学に頑張って残っていたんだけど、

残念ながら結果は喜ばしいものではなかったね。

上記のアレクシス・カレルにまつわるエピソードと、

大学でのエピソードがリンクして思い出されてしまう私です。
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